信頼できないファイルから安全なファイルへ
検査修復除去配信
同じファイルに対して動作する2つのエンジン
Glasswallは同じファイルに対して2つのエンジンを実行します。一方は、オリジナルが危険かどうかを判定するのではなく、フォーマットの公開仕様に基づいて新しいファイルを構築することで、安全に開ける清浄なファイルを製造します。もう一方のAI脅威予測はオリジナルを個別に評価します。これにより、安全なファイルを得ると同時に、実際に何が送られてきたのかを把握できます。
検査し、修復し、除去し、配信します。まずファイルを分解するため、それ以降の処理はすべて、到着したバイト列ではなくファイルの記述に対して行われます。
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分解ファイルは構成要素となる構造単位に分解され、ドキュメントオブジェクトモデルがスキーマ検証可能な中間ファイルに変換されます。生成されるのは次の3種類です。
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構造スキーマ製造元の仕様に従って、ドキュメントオブジェクトの有効な構造、階層、相互関係を定義する体系的なツリーです。
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コンテンツストリーム実行可能なレイアウト動作を取り除いた、生のテキスト、データブロック、本文コンテンツです。
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埋め込みバイナリアセット画像、フォント、メディアを個別のファイルとして取り出すため、それぞれを単独で処理・検査できます。
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検査その記述に含まれるすべての構造が、公開仕様に照らして検証されます。検出された各項目には、それを解消する変更の種類が付与されます。
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修復と除去仕様に適合しない構造は仕様どおりに修復され、高リスクコンテンツはお客様のポリシーに従って除去されます。ここでは、オリジナルのファイルではなくその記述に対して、4つの処理が働きます。
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Find & Redactコンテンツ、メタデータ、コメント、プロパティ全体から機微情報を検出し、除去します。
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QRコード角のパターンから検出して塗りつぶすため、読み取れないリンクをたどられることはありません。
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画像内の隠しペイロード画像に埋め込まれたデータを無効化します。画像自体は利用可能な状態を保ちつつ、その伝達経路を対象とします。
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画像のリサイズサイズの大きい画像は書き出して縮小し、再挿入します。視覚的な類似度は90%以上を維持します。
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仕様に基づいて構築適合したものから新しいファイルを構築します。仕様がレシピであり、ファイルがどうあるべきか、どう組み立てるかを定めます。残ったコンテンツが材料です。
何かを認識する必要はありません。出力されるのは、オリジナルから一部を取り除いたものではなく、公開された標準に従って組み立てられた新しいファイルです。まだ誰もカタログ化していないペイロードも、今朝モデルが生成したばかりのものも、そこに入り込む余地はありません。
機械学習モデルが、分解を行う前にオリジナルファイルの構造を読み取り、武器化されている可能性の高さを判定します。最新に保つべきシグネチャはなく、判定のために実行させることもありません。
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オリジナルファイルに対して最初に実行評価はファイルを分解する前に行われるため、その判定は後続のすべての処理で利用できます。モデルはファイルの構築のされ方から判断するため、まだ誰も見たことのない脅威が自動的に見逃されることはありません。
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実行は一切行いませんサンドボックスも、実行による検証も、振る舞いが現れるのを待つこともありません。ファイルが検知して身を隠す対象が存在しません。
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ファイルのある場所で実行オフラインで動作し、解析中に外部へ通信しないため、隔離環境や規制環境にも適しています。
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振り分けに使える判定を返します3つの評価のいずれかを返し、隔離、SOC、修復の各ワークフローがそのまま利用できます。
5
判定がポリシーを制御しますスコアは再構築が始まる前に確定するため、CDRが適用するポリシーを選択できます。悪性と予測されたファイルは、そうでないファイルよりも厳格に扱われます。
答える問いが異なります。清浄なファイルの製造は、安全に開けるようにするためのものです。一方こちらは、何が送られてきたのかを示すものであり、そもそもインシデントとして扱うべきかどうかを判断する材料になります。
再構築の前に
先に6つの段階が実行されます。ルールが判定を下す前に、また再構築が分解を始める前に、ファイルは特定され、開かれ、読み取れる状態にされる必要があります。
01
ファイルの特定
拡張子や送信者が申告した種類ではなく、ファイル自身の構造から実際の種類を判定するため、偽装されたファイルを入口で捕捉します。
拡張子ではなく構造で判定
02
パスワード保護されたファイル
暗号化されたファイルやパスワード保護されたファイルは通常の流れの中で開かれるため、その中身が検査されないまま通過することはありません。
処理前に開く
03
修復
不正な形式や破損したPDFは、まずPDF標準に適合するよう再構築されます。処理できないほど壊れたファイルも、エンジンが扱える状態になります。
再構築の前に
04
再帰的な展開
コンテナを開き、その中身も処理します。メッセージの中のメールの中にある画像も、一つの塊として素通しさせず、各階層で無害化します。
入れ子も省略しません
05
XMLスキーマ検証
XMLは、お客様が指定したスキーマに照らして安全かつ整形式であることを検査します。文書型定義(DTD)は処理せず拒否します。
お客様のスキーマに照らして
06
マルチスキャンと脅威インテリジェンス
即時のハッシュ照合とリアルタイムの脅威インテリジェンスにより、マルウェアの状態に応じてファイルを処理します。安全なファイルは自動的に承認し、疑わしいものは遮断します。
既知の脅威を早期に捕捉
検出項目ごとに、修正した場合の影響が示されます
どの処理も匿名では行われません。各処理にはマーカーが付与されるため、そのルールが読み手の見えるものを変えるのか、ファイルの挙動を変えるのか、あるいは見た目には何も変えないのかを、一目で確認できます。
検出項目に対してポリシーが取り得る6つの処理
組織全体で一つの方針を定め、ファイル種別、コンテンツ種別、ワークフロー、個別ルールごとに調整します。何を行うかを決めるのはエンジンではなく、お客様です。
- レポート検出内容を記録し、ファイルには一切変更を加えません。
- 表示非表示の行、シート、スライド、テキストなど、意図的に隠されたコンテンツを、削除せずに表示状態へ戻します。
- 置換該当する値をその場で上書きします。たとえば作成者名を安全なプレースホルダーに設定します。
- 除去該当コンテンツを削除します。たとえばマクロや埋め込みオブジェクトを取り除きます。
- 拒否ファイル全体を遮断します。無害化された出力は生成されません。
- 無効化ルール自体を無効にし、検出項目を一切生成しません。
出力されるもの
出力は引き渡す前に再度検査され、何が行われたかの記録なしに送り出されることはありません。
07
再構築後に再検証
出力は、入力を検査したのと同じルールを再度通過し、各検出項目は解消済み、未解消、新規発生のいずれかとして報告されます。何も無条件には信頼しません。
推定ではなく検査
08
署名運用に合わせた再署名
文書に署名を付与している場合、再構築後のファイルにお客様自身の証明書で再署名できます。CDR後も、下流のシステムは信頼された署名付き文書を受け取れます。
再構築後にお客様の証明書で
09
安全なファイル
読み手の期待どおりに開く実用的な文書です。到着したファイルを削り込んだものではなく、そのフォーマットの公開標準に基づいて構築されます。
平坦化せず、そのまま使える
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ファイルごとのレポート
何を検出し、どのルールに基づいて何を行ったかを、SIEMが取り込める安定した機械可読形式で、かつ監査担当者が読める形で提供します。
ファイル単位の証跡
エンジン自体が備えるもの
処理の流れの段階ではなくエンジンの特性ですが、パイプラインをどこに適用できるか、そして処理を担う仕組みをどこまで信頼できるかを左右します。
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140+
日常的な文書やメールから、地理空間、CAD、音声、動画、画像まで対応するファイル拡張子。
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ネイティブ形式で再構築
文書は文書として返され、PDFに平坦化されることはありません。CMYKの色再現、埋め込みフォント、座標情報はそのまま保たれます。
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設計段階からメモリ安全
敵対的なファイルを扱うパーサーはマネージドコードであるため、ネイティブエンジンで繰り返し発生してきた欠陥を通じて乗っ取られることはありません。
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必要な場所で動作
Linux、Windows、macOSのx64およびArm64に対応する自己完結型バイナリで、堅牢化環境やエアギャップ環境にも対応します。
ルールの出所
何を不適合とみなすかは、見解の問題ではありません。ルールは公開され、バージョン管理されており、すべての処理は特定のルールとその出典まで遡ることができます。
NSAのガイダンス
フォーマットごとに公開されている検査・無害化ガイダンス(存在する場合)。
Glasswallの調査研究
公開ガイダンスのないフォーマットについては、フォーマット仕様とそのCVE履歴に基づくGlasswall独自のルールセット。
仕様そのもの
既定の方針として、フォーマットの公開仕様から直接導いた構造上の制約。
GlasswallのContent Disarm and Reconstruction(コンテンツの無害化と再構築)を、Safewareがアジア太平洋地域で提供・サポートします。機能は製品および導入形態によって異なります。